人口減少の進む地域における教職員人事の厳しさ
皆さま、明けましておめでとうございます!本年もいのうえ心理相談室をよろしくお願いいたします。
本日は「人口減少の進む地域における教職員人事の厳しさ」です。
宮崎県の人口は県庁所在地である宮崎市に一極集中しています。
宮崎市の人口は約60万人、対して当相談室のある日向市は10分の1の約6万人です。
だんだんと過疎化・人口減少が進み、現在では各自治体に住む教職員だけでは足りないようになりました。
宮崎県の教職員人事は、人口の多い宮崎市在住の教職員が、遠方の各自治体に振り分けられる事が特徴です。(宮崎県に限らず、人口減少が進む地域はどこも同じような感じかもしれません。)
そのため、遠距離通勤や単身赴任(特に管理職)の方が非常に多いと感じます。
教員人生の中で、人口減少の著しい地域にも1度は必ず赴任しなければならず、宮崎市から人口数千人規模の自治体に、数年間ご家族総出で移り住むことも多々あります。
そしてよく聞くのが、「赴任したはいいが、地域性の違いに馴染めない」というお声です。
時にはそこからメンタルヘルスの問題に発展する場合もあります。
全国的には公立学校共済組合の病院で教職員の専門的なメンタルヘルスケアは行われています。
しかし、公立学校共済組合の病院は大きな都市にしかなく、九州では福岡県にあるのみです。
当相談室では、スクールカウンセラーとして関西・宮崎の50校以上の学校に勤務・訪問した経験を活かし、勤務校の地域性をしっかり見立てた上で、皆さまからのご相談に応じております。
ご予約お待ちしております!
今月の画像は、年明けということで洞窟の中の神社「日南市・鵜戸神宮」です。